和の風景
「和の風景」シリーズでは、古都・奈良を中心とした社寺仏閣を、四季折々の美しい自然と共に描いた作品が主流となっています。
少年期から成人までを「奈良・王寺町」に過ごした中村にとって、四季折々の美しい自然と調和した数多くの古刹の佇まいは、まさに「心の原風景」と言えるでしょう。
晩年の作品は、世界遺産を描いた「欧州の風景」(WORKS 1収録)と、日本の風景を描いた「和の風景」が多数を占めていましたが、リアルな風景画に徹した欧州とは異なり、心象的な表現を加えた創造性の高い作品が多いのも和の作品の特徴です。目に見える風景の、さらに向こう側に広がる原風景を写し取ろうとしたのかも知れません。
「和の風景」では、同じモチーフに対し、構図・配色・季節・時刻などの様々なアレンジを施した作品が続きます。中村が「見せたかったもの」、または「見たかったもの」は何だったのか。様々なバリエーションの中から、ぜひ探してみて欲しいと思います。
和の風景 主要作品一覧
<作品のお楽しみ方>
マウスオーバーで作品解説がご覧頂けます。
また、そのままサムネイルをクリックしていただくと拡大画像が表示されます。拡大画像内下部にも同じ解説文が表示されますが、作品画像をクリックすると表示が消えます。再クリックでもう一度表示が可能です。
拡大画像を閉じる場合は、右上の×ボタンを押してください。
![2014年10月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
飛鳥路
飛鳥路と名付けられた作品で、鎮守の森をダイナミックに表現。元は横位置の作品でしたが、樹々の迫力を活かすべく縦位置でトリミングされています。
![2015年5月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
飛鳥路の月
飛鳥路と名付けられた、シリーズ作品の夜景バージョンです。月を背景に、夜の風景を緑のトーンで表現。月をアイキャッチにした作品のうち、最も静謐感のある作品となりました。
![2014年10月]()
八幡神社①
岐阜・郡上市の長良川に面した神社です。特に著名な神社ではありませんが、小さな鎮守の森を持つ神社の姿を作品に収めています。手前の朱色は彼岸花の色をライン状に描いたもので、以後の作品に登場する彼岸花は、この様なデフォルメされたものとなっています。
![2014年10月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
八幡神社②
長良川に面した八幡神社を縦トリミングに変更した作品です。縦位置にした事で、鎮守の森まで画面内に収まり、横位置とはまた異なる絵の様に見えてきます。
![2014年10月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
八幡神社③
作品タイトルは同じですが、鳥居やお社、灯篭など別の神社に置き換えられた作品です。正確に言えば載せ換え途中の作品で、森や彼岸花などは八幡神社のままです。デジタルイラストならではの作品ですので、比較用として掲載いたしました。
![2014年10月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
八幡神社④
岐阜・郡上市の長良川に面した八幡神社を遠景で描いた作品です。鎮守の森と水面が描かれており、本来の風景に最も忠実な構図になっています。
![2014年11月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
八幡神社⑤
「八幡神社④」の水面の配色を変更したものです。わずかに空を見せるために下側へトリミングを変更していますが、水の色以外はほぼ同じです。さて、どちらがお気に召しますか?
![制作年:2015年4月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
月と桜森神社①
月明かりに浮かぶ鎮守の森の風景です。月と神社、さらに背景の山並みは、飛鳥路と八幡神社の組み合わせで作られた作品です。この様に別々のモチーフを自在に組み合わせることで、新しくもどこか懐かしい作品が誕生します。
![制作年:2015年5月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
月と桜森神社②
月明かりに浮かぶ鎮守の森に、満開の夜桜が加わりました。桜のモチーフを左側に大胆に加えたので、背景の山並みを少し近景に寄せています。桜のないバージョンと比較してお楽しみください。
![2015年5月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
月と桜森神社③
満開の桜の枝ぶりを変え、神社を少し見やすくしたバージョンです。やや重い感じの桜が、月に向かって枝を伸ばす構図になりました。夜風に流され、舞い散ろうとする桜の花びらが印象的です。
![2015年4月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
法起寺西門前とコスモス
国宝の三重塔で有名な奈良・法起寺は、周囲を水田に囲まれ、秋の収穫後にはコスモスが咲き誇ります。
![2013年7月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
法起寺と菜の花
法起寺の南側の農道からの眺めは、絶好の撮影ポイント。春のレンゲや菜の花、夏の稲穂、秋のコスモスなど、四季折々の古都の原風景が楽しめます。
![2013年2月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
法起寺とコスモス
法起寺の秋の風景と言えば、黄金に輝く稲穂や一面に咲き誇るコスモスです。淡い黄色は収穫前の稲を、手前の花のイメージはコスモスの花々。手前をぼかして三重塔にピントを合わせる手法は、写真で多用される撮影方法を採り入れたものです。
![2013年8月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
斑鳩の里「夕暮れ」①
奈良・法起寺の三重塔の彼方、二上山に沈む夕日を描いた作品です。
![2014年9月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
斑鳩の里「夕暮れ」②
法起寺の三重塔と、二上山に沈む夕日を描いた作品のリニューアル版です。先の作品を自然な夕暮れのトーンに調整しています。この様な手直しやモチーフの追加や位置変更など、デジタルの利点を十二分に活用して作品を磨き上げていきました。
![2013年3月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
斑鳩の曙
斑鳩の朝焼けを背景に、奈良・法起寺の三重塔と桜のピンク、田んぼに咲くレンゲの花々を、柔らかな塗り色のみで描いたイメージ作品です。
![2014年10月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
斑鳩の里「春」①
奈良・法起寺の遠景を季節の花などで飾る「斑鳩の里」シリーズです。法起寺の三重塔と桜、田んぼに咲くレンゲの花々をモチーフに描いた春のイメージ作品です。
![2014年11月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
斑鳩の里「春」②
斑鳩の里シリーズ、「春」の2作目。①の作品の手直し版で、桜の枝やレンゲの位置、空の色などを調整・変更した春のイメージ作品です。
![2017年10月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
斑鳩の里「春」③
斑鳩の里シリーズの春の3作目です。前作をさらに遠景にしてレンゲの広がりを強調しています。
![2017年10月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
斑鳩の里「春」④
前作の「春」③をリニューアル。澄んだ五月晴れの青空に変更したバージョンです。レンゲの淡いピンクは、明るいブルーによく映えています。遠景の黄色のラインは、菜の花をイメージしたものです。
![2015年5月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
斑鳩の里「春」⑤
「斑鳩の里」シリーズの「春」版ですが、④までとは構図が異なります。手前の菜の花をぼやかしながらも大胆に中央に配置。手前をぼかして奥にピントを合わせる、写真撮影の手法をイメージ化した作品です。
![2014年9月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
斑鳩の里「初夏」
「斑鳩の里」シリーズの「初夏」版です。法起寺をバックにあやめの花を描いた作品です。梅雨の時期の花としてアジサイが挙げられますが、あやめも梅雨の花のひとつです。
![2015年4月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
斑鳩の里「夏」
「斑鳩の里」シリーズの「夏」版です。青々とした稲田と法起寺の三重塔、手前にはひなげしの花が咲いています。
![2013年8月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
斑鳩の里「秋」
「斑鳩の里」シリーズの「秋」版です。秋の黄金色に染まる夕暮れを背景に、法起寺の三重塔とコスモスの花々を描いた作品です。「春」シリーズよりも先に作られた作品で、この作品のモチーフがベースになっています。
![2015年4月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
法起寺とコスモス①
秋の法起寺は、周囲の休耕田を利用したコスモス畑が見どころのひとつ。約2万㎡もの広さに咲くコスモス越しに国宝・三重塔を眺めるのが秋の楽しみ方です。この作品は斑鳩の里シリーズの派生ではなく新しく作られた作品です。
![2015年5月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
法起寺とコスモス②
前作の法起寺とコスモス①のリニューアル版です。中央にコスモスのアップを入れたバージョンです。前作の1ヵ月後に作成されました。
![2015年2月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
斑鳩の里「冬」①
「斑鳩の里」四季シリーズの「冬」版です。雪が降り積もり、静まり返った銀世界の法起寺を描いた作品です。花々の咲く季節とは違った、厳粛な風景をご覧ください。
![2015年4月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
斑鳩の里「冬」②
「斑鳩の里」四季シリーズの「冬」リニューアル版です。法起寺に静かに降り積もる雪景色を描いた作品で、この章のトップイメージ画像作品です。先の作品に雪を加えた構成ですが、舞い落ちる雪景色の方が、冬をより身近に感じられます。
![2013年11月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
富士山①
箱根・芦ノ湖から見た、朝焼けに染まる富士山を描いた作品です。この作品は次作の②のバージョンと共に、年賀状やカレンダーの素材としても何度か登場しています。
![2014年3月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
富士山②
①と同じく箱根・芦ノ湖から見た富士山です。箱根山や三国山の稜線を雲を上手に使って隠しています。右手の鳥居は箱根神社の平和の鳥居ですが、湖を北上すれば、もう一つ湖上の鳥居があります。
![2013年12月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
富士山③
雲海に浮かぶ富士山を描いた作品。構図から河口湖の北岸の中藤山、新道峠からの眺めと思われます。河口湖と富士の稜線を眺められる人気の撮影スポットです。
![2014年5月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
富士山④
静岡・田貫湖から見える夕日に染まる富士山です。富士山の西側に位置するので、西日で真っ赤に染まった逆さ富士を楽しめるスポットです。
![2013年3月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
大和路の秋①
大和路と題したシリーズの最初の作品です。夕日や月に照らされた色鮮やかな山の樹々と、神社仏閣のモチーフを組み合わせた作品群です。このシリーズは、制作された年代順に並べています。
![2013年3月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
大和路の月夜
蒼い月に照らされた山々と、法起寺の三重塔を組み合わせた作品です。
![2014年9月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
大和路の日暮れ
山の向こうに落ちる夕日と神社のモチーフを組み合わせた作品です。
![2014年10月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
大和路の春
明るい満月の光に照らされ、ほのかに輝く夜桜をイメージした作品です。
![2014年9月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
大和路の秋②
「大和路の月夜」のモチーフをほぼそのまま、秋の色彩で一新した作品です。三重塔やお寺などは、夕日の方がイメージに合う気がします。
![2014年11月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
大和路の秋③
月夜と桜の「大和路の春」を、秋のイメージにリニューアルした作品です。モチーフは同じですが、色合いでイメージが大きく変わりました。
![2013年8月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
浮見堂の冬
奈良公園の鷺池に浮かぶように建てられた六角形のお堂です。公園整備の一環として大正初期に作られましたが、池に浮かぶ姿が四季の風景とマッチし、今では奈良公園の人気観光スポットとなっています。
![2014年5月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
浮見堂の春
池の上に浮かぶ建物は、奈良公園の美しい四季の表情を借景として、人気の写真スポットになりました。春の桜、夏の緑、秋の紅葉、さらに冬の雪景色など、訪れる人の目を楽しませてくれます。
![2013年8月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
談山神社の紅葉①
奈良・桜井市にある談山神社は、桜と紅葉の名所として知られています。中でも紅葉の色彩の美しさは別格で、紅葉に包まれた十三重塔などの見どころに溢れた神社です。
![2015年5月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
談山神社の紅葉②
談山神社は、元々は寺院でした。明治初期の神仏分離により神社となりましたが、十三重塔をはじめとした建物は寺院建築のまま使用されています。通常の神社の雰囲気とは異なる独特の風情を、紅葉と共にじっくりと楽しめる場所です。
![2015年5月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
談山神社の十三重塔①
神廟拝所から見た、紅葉に包まれた「十三重塔」を描いた作品です。室町時代に建立され、1532年に再建されたもので、木造の十三重塔としては世界唯一のもの。談山神社を象徴するシンボルです。
![2016年2月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
談山神社の十三重塔②
十三重塔は、建立の際に唐の清涼山宝池寺の塔を模したと伝えられています。檜皮葺きの屋根を持つ、高さ約17mの塔です。世界で唯一の木造十三重塔を見に行くなら、ぜひ紅葉の季節に訪れたいものですね。
![2017年11月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
當麻寺三重塔(東塔)
奈良・葛城市にある當麻寺は、奈良時代・平安時代に建立の2基の三重塔(東・西塔)が現存する日本唯一のお寺。東塔は奈良時代に建立されたもので、一層目の柱間が三間、二層目と三層目が二間の特異な構造を持つ三重塔です。
![2013年8月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
當麻寺三重塔(西塔)①
當麻寺の三重塔、西塔を描いた連作の1作目。空の色や夕日の有無など、少しずつ組み合わせを変えた同じモチーフの作品が続きます。なお、西塔は一層から三層まで柱間3間ですが、作品では一層目が4間と間違えて描かれました。
![2013年8月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
當麻寺三重塔(西塔)②
モチーフはそのままで、夕暮れのイメージに修正した作品です。
![2014年10月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
當麻寺三重塔(西塔)③
夕日の位置と色、緑の彩度を下げて作られたバリエーション作品です。
![2014年9月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
當麻寺三重塔(西塔)④
夕日ではなく、日中の明るい陽射しを表現したバージョンの作品です。
![2014年10月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
當麻寺三重塔(西塔)⑤
連作5番目の空は、よりリアルな秋空として描かれました。前4作品に引き続き空の色の変化が楽しめます。
![2013年10月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
室生寺と石楠花①
奈良・室生寺を描いたシリーズ作品。山の中腹まで広がる山岳寺院で、国宝の朱塗りの五重塔が有名です。国内で2番目に古い五重塔は、国宝級の木造塔では日本最小サイズ。その分、シャクナゲとの2ショットが美しいお寺です。
![2013年10月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
室生寺と石楠花②
前作のl構図よりも、五重塔全体像の描写にトライした作品です。五重塔を中心に配置し、山あいの空間を描こうとしましたが、シャクナゲなどの花々の書き込みが少なく、すこし閑散としたイメージになりました。
![2014年2月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
室生寺と石楠花③
今度は①と対象的なレイアウトとし、石楠花をアピールしながら五重塔を描きました。花に寄りすぎた構図になり、塔上部が見切れてしまいました。シャクナゲについても、書かれた株数がそもそも少なく、迫力不足なイメージになっています。
![2014年3月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
室生寺と石楠花④
②の作品をベースに、シャクナゲの花を画面外にはみ出させた作品。「花をはみ出るくらいに大きく書いてみて欲しい」との助言で生まれたもの。ベースとなった作品よりも、シャクナゲの花が立体的に見える美しい作品になりました。
![2014年11月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
室生寺の紅葉
紅葉の室生寺をイメージした作品。シャクナゲのモチーフを紅葉に置き換えています。鮮やかなグラデーションの樹々は、この後の紅葉表現の基本モチーフとしてあちこちに登場しています。デジタル素材の上手な使い方が示された作品です。
![2014年9月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
西明寺・三重塔①
湖東三山のひとつ、紅葉の名所として名高い西明寺を描いた作品。鎌倉時代の建立と言われる国宝の三重塔をモチーフに紅葉の様子を描いています。
![2014年9月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
西明寺・三重塔②
前作の構図を引き気味にし、塔までの地面を描く事で奥行き感を演出した作品。紅葉も鮮やかさを増しています。境内には「不断桜」という11月中に満開となる天然記念物の桜もあり、紅葉と桜を同時に楽しめます。
![2013年4月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
浄瑠璃寺①
京都・木津川の浄瑠璃寺を描いた連作シリーズです。この寺は弁財天を祀る小島が浮かぶ「池」を中心とした浄土式庭園で、三重塔のある東岸は「現世」を、西岸は「彼岸」を表すとされています。
![2013年6月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
浄瑠璃寺②
①のリニューアル版で、紅葉のイメージに変更したバージョンです。①から約2ヶ月後に作成されています。
![2014年9月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
浄瑠璃寺の三重塔①
浄瑠璃寺の国宝・三重塔を描いた作品です。前出の浄瑠璃寺②よりもさらに精密な三重塔の書き込みがなされています。ただし、相輪の九輪が3本足りないのはご愛敬。
![2014年9月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
浄瑠璃寺の三重塔②
浄瑠璃寺の三重塔①の構図をベースに、池と空を多めに採り込んだ連作の第2弾。
![2014年10月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
浄瑠璃寺の三重塔③
前出の②をベースに、手前の樹々をぼやかして空や紅葉、水面の色合いなどに手を入れたバージョンです。前出の②と比べて、より柔らかな印象の作品に変化しています。
![2017年11月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
浄瑠璃寺の三重塔④
前出の三重塔③の作品をベースに、ワイドな横位置に変更した作品です。池の全景を見渡せる構図とし、初秋に向かう境内の様子を描いています。
![2013年8月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
岩船寺「紫陽花」①
アジサイ寺とも呼ばれる京都・岩船寺を描いたシリーズ作品。深い緑に映える朱塗りの三重塔を中心に、紫陽花等のモチーフを組み合わせた作品です。
![2013年8月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
岩船寺「紫陽花」②
「紫陽花」①の構図バランス再考バージョンです。三重塔を中央に配置し、トリミングで重厚感を演出。手前のアジサイと三重塔以外を柔らかくぼかし、遠近感の演出にチャレンジしています。
![2013年8月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
岩船寺「紫陽花」③
「紫陽花」②のぼかし効果に満足できず、樹々をシャープに描画し直したバージョンです。皆さんはどちらのバージョンがお好みでしょうか?
![2014年10月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
岩船寺「紫陽花」④
「紫陽花」③をベースに、三重塔の大きさをひと回り小さくして、奥行き感を演出したバージョンです。樹々の隙間もわずかに青空へ。少し明るいイメージの作品へと変わりました。
![2015年7月 岩船寺「紫陽花」 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
岩船寺「紫陽花」⑤
「紫陽花」④をベースに、さらに周辺のモチーフを活かした横方向の構図に変えたものです。手前右側のグレー部分には、紫陽花の追加が必要でしたが、このバージョンではそのままになっています。
![2017年10月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
岩船寺「紫陽花」⑥
前出の紫陽花⑤の右下スペースに、紫陽花を追加した最終版がこちらです。追加修正が2年後となりましたが、無事に完成となりました。
![2013年6月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
岩船寺「蓮池」①
岩船寺の三重塔の手前にある小さな池。可憐に咲く蓮の花をモチーフにした作品です。
![2013年7月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
岩船寺「蓮池」②
池の周りの樹々に、柔らかなぼかし効果を取り入れています。また、中央左側の樹々の配色を変更して、立体感を加えています。まさに試行錯誤のエチュード的な作品です。
![2014年11月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
岩船寺「蓮池」③
「蓮池」②の作品と同じですが、完成時にわずかに拡大して完成版とした作品です。あえて枠ギリギリの配置になった方が、臨場感が増した様に感じませんか?
![2014年9月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
岩船寺「紅葉」
アジサイで有名な岩船寺ですが、紅葉の時期は朱塗りの三重塔を背景に秋の風情を堪能できます。グラデーションで重ねられた紅葉のイメージを、大胆に配した構図の作品です。
![2013年4月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
吉野「桜」①
奈良・吉野の桜の風景を描いた作品。箱庭のような街並みに、フワリとした桜色の雲を被せた、春らしいやわらかなイメージの作品です。
![2014年11月 中村公二 作品集 WORKS 3「和の風景」より]()
吉野「桜」②
奈良・吉野の満開の桜を描いた「桜」①に、画面左上に桜の枝を追加したバージョンです。山肌を隠す位置ですが、満開の桜をより強く印象付ける構図となりました。
![2013年3月 中村公二 作品集 WORKS_3「和の風景」より]()
上高地・大正池①
長野・上高地と言えば大正池。まさに上高地の入口とも言える景観です。この作品は2013年に描かれたものですが、次作の②と比べると遠景との組み合わせによる立体感の演出手法などがなく、エチュード的な作品と言えるでしょう。
![2015年5月 中村公二 作品集 WORKS 1「和の風景」より]()
上高地・大正池②
前作の2年後に作られた修正版。別作品の様に見えますが、枯れ木と水面は同じデータを使い、背景の木立と山並みを新しく追加した作品です。山の稜線を霞ませて遠近感を出し、池端の木立を切り絵の様に描く事で独特の立体感を生み出しています。
![2015年5月 中村公二 作品集 WORKS 1「和の風景」より]()
上高地・大正池③
前作の②の再修正版です。少し拡大した中心部分から、枯れ木を除き、水面の映り込み表現にトライした作品です。この表現手法は、後の「スンタアナ湖」や「ボストンの紅葉」等にも引き継がれています。
〈Back to Top〉クリックで、このページのTOPに戻ります